「シルクのフォーマルドレスの脇の汗染みを取って欲しいのですが、海外で購入した物なので、傷つけないで落とすことはできますか?」

シルクは、最も取り扱いがむずかしい素材のひとつです。

今回ご依頼を頂いたドレスは、色ドレスでしかもデリケートな素材の為、より慎重に処理に当たらなければなりません。

染み抜きには、大きく分けて、油の染み、水の染みがありますが、このどちらかの処理で落ちる染みは、簡単です。がシルク素材は、

水処理だとシワができやすい

新たに染みを作ってしまいやすい

シルクの独特の特性(ハリ、艶、形、肌さわり)が失われる為、見た目も着心地も悪くなる

元に復元するには高度の技術が要求されるばかりか、シルク特有のハリ、艶をだす物を当社のように手元にもっていなければ染み抜きも不完全なものになるのは、言わずともお判り戴けると思います。

今回のドレスの汗染みも、染みの部分にタックをとってあったり、生地が幾重にもなっていたりと、色に気をつけながら染み抜きをいたしました。多少苦労しましたが綺麗に落とすことが出来ました。

当クリーニング工房ライフには、他店では出来ないシルエット加工(特にシルク素材の肌ざわりや着心地を蘇らせる)により、新品同様にまで素材を引き立たせ、素晴らしドレープが蘇りました。

 

 

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