2006/06/15 ウエディングドレスのクリーニング

お母さまが28年前に着用されたドレス

この度、お子様がお召しになるとのこと。電話でのご相談は、

Q1.クリーニングをすることでシルクシャンタンの持ち味のハリやコシが無くなるのでは?

Q2.脇にはうっすらと汗染みがあり、ルージュの染みとファンデーションも少し付いたまましまっておいたのですが、綺麗になりますか?

数日後ドレスが到着しました。28年前のドレスとは思えないほど良い状態のドレスです。

茶箱の中に炭をいれ、和紙で幾重にも包装し保管されていたとのことです。

当工房のライフ無酸素パック同様の保管方法には驚きました。しかも28年前です。

ドレスは、完全に染み抜きを行い、クリーニング後にシルエットメイク加工を施し、手仕上げをいたしましてお送りいたしました。

到着のお電話を頂きました。

「シルクシャンタン素材の特有のハリやコシ、光沢が失われず綺麗に仕上げていただき有難うございます。又、染みも綺麗に落として頂き有難うございます」とお褒めのお言葉を頂戴いたしました。

ドレスに限らず、ハリやコシが失われることは、形にこだわる衣類には致命的ダメージと心得、日々の作業に取り組んでいます。

 

 

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